2013年7月27日土曜日

ジョジョコラム なぜジョジョが面白いのか?

ジョジョの奇妙な冒険は1987年から週刊少年ジャンプで連載されている少年漫画です。

ジョジョには熱烈なファンがいて、自分もその一人です。
他の漫画にはなかなかそこまでのファンはいないと思います。

なぜジョジョが面白いのでしょうか?

その答えははいろいろあると思います。

自分は「人間賛歌をテーマとした」からだと思います。
ジョジョは「人間は素晴らしい」ということを伝えようとしているから面白いのです。


人間賛歌は「勇気」の賛歌ッ!!
人間のすばらしさはゆうきのすばらしさ!!
 
他の漫画では決して出てこない熱い一言!













漫画家は日々さまざまなストレスにさらされていると思います。
連載が打ち切られたらどうしよう、人気が下がってきた、など。

そういう中で何のために書いているのか見えなくなり、ただ惰性と金儲けのために続いているという作品も腐るほどあります。

読者に鋭い審美眼があれば、「あ、この作品はもうダメだ」と見捨てられることになると思いますが、読者側の審美眼の審査はそれほど優れていないので劣化してもだらだらと続くことも多いのです。

ジョジョの作者の荒木飛呂彦も例外ではなく、いろいろなストレスのため何を書けばいいのか、どう書けばいいのか悩むこともあったと思います。

しかしどんなときでも「人間の素晴らしさを書くにはどうしたらいいか」を意識していたためにここまで人々を魅了する作品になっているのではないでしょうか?

ジョジョは5部以降は構成が乱れ正直かなりわかりにくいところが散見されます。
(4部までならほとんどの人が断念せずに読むことができるでしょう。)
ジョジョのすべてのエピソードが優れているわけではありません。
週刊で連載していれば、高い完成度を継続することは困難です。

いくつもの欠点を持ちながらも、それでもなおジョジョが魅力を持っているのは、「人間の素晴らしさを書くにはどうしたらいいか」を常に意識して描き出されいるからではないかと思うのです。

クリエーターの皆さんは、どうしたらヒットするか、儲かるか、人気が出るかということを考えるのではなく、「人間の素晴らしさを書くにはどうしたらいいか」を徹底的に考えてみるといいかもしれません。

コミックス12巻の作者コメント
 
JOJOは「生命賛歌」というか、
「人間って、すばらしいなあ」ということをテーマにかいています。
 
この定義ができたことで作品のベクトルが明確になった!
 


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