2011年8月8日月曜日

孫正義×堀義人 トコトン議論 ~日本のエネルギー政策を考える~アーカイブ

孫正義と堀義人の原発についてのトコトン対談がアーカイブされている。
また動画を見る時間がない人には文字起こしされてるものを見ることができる。
トータル3時間以上になるので内容の把握もなかなか大変だ。

対談の要点をまとめると堀義人がどうしようもないバカだという結論になる。

二人ともそれぞれ自分の論理展開に有利な資料を用意してプレゼンを行っているがその資料が本当に適正なものか、なんらかの恣意的なバイアスがかかっていないかを精査する必要がある。

池田信夫は火力発電のために1テラワットの発電のために161人が死んでいるという資料を提示しているが、どう考えてもおかしいと思う。

◆風評被害を広めるから危険だ危険だというなという傲慢
堀は孫正義に風評被害が発生するから影響力がある人間が危険だ危険だというなと言っている。では逆のケースを考えてみろといいたい。危険なのに安全だといわれて健康被害が発生した場合誰が責任を取るというのか?

◆堀の100mSvまでは安全というリスク観は非人道的
堀は御用学者のロジックを持ち出し安全厨発言をしている。これについて孫正義は一瞬で切り捨てている。放射線の影響についてはさまざまな意見がある。生命や健康などのかけがいのないものについては最もシビアなリスクをとるべきだというのだ。もし堀の意見を信じて被曝して癌になって堀は責任をとる気などないのだから。

◆脱原発により製造業がダメージを受け日本経済が破綻するというのもデタラメ
堀はとある自動車製造業者が節電要請により25%生産性が低下したと言っている。しかしこれもおかしな話だ。節電のポイントはピークコントロールである。ピークアウトしないように管理するということが重要なのだ。真夏の5日間程度の昼間の数時間がピークである。夜中に節電することには意味がないのだ。ピークシフトなどの対応によっていくらでも調整が可能なのに原発を止めると失業が増えるなどとは恫喝としてもレベルが低すぎる。


◆化石燃料依存からの脱却のために核の研究が必要というアホ丸出し意見
100年先を見据えた場合、核技術を凍結してしまうことは大きな損失になるのではないかと堀は言っている。飛行機や自動車と同じで事故から学び改善を加えることで安全な技術になるのでないかということだ。原発にもう一度事故を起こす余地が残されているとはとても思えない。日本の47都道府県に54基の原発が存在しているが、いつ事故が起きるかもわからない原発は数が増えれば増えるだけリスクが増す。核技術の追求は一箇所どこかの山奥の地下でやればいいだけの話だ。
もしかしたら、原子力自体がそもそも人類の発展を阻害するもので、もし原子力の開発のために使われたコストを自然エネルギー開発に使用していれば真にクリーンなエネルギーが実用段階に入っていたかもしれない。

◆真の政商を身内にもつ堀が孫正義を政商呼ばわりする図々しさ
政商とは政治家に取り入り特権的利益を得ようとする企業や実業家のことだ。経産省の官僚を天下りで取り込み独占的に言い値で電気を押し売りする電力会社こそが真の政商といえる。その技術開発部門で原発利権の汁をさんざんすすってきた父親と、IAEAという原発推進団体で同様に利権の汁をすすっている兄を持つ堀が孫正義を政商呼ばわりするとは不届き千万である。
ちなみに堀の父親は「格納容器は飛行機がつっこんでも壊れない」といっている。今回飛行機など飛んですらいないのに格納容器は破損して放射能が駄々漏れになっている。これが優秀な技術者だろうか?






↓文字起こし版
http://woman.excite.co.jp/News/column/20110806/Ncn_2011_08_1-36.html

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